説得力ある自家消費システムの提案書を簡単作成(2ページ目)
逆潮流の算出と自動最適化シミュレーションが大きなポイント
高圧契約の場合は、特に逆潮流防止制御電力の算出が大きなポイントとなる。『ソーラーマスター』では、過去5年分のアメダス拠点実日射量データを活用し、30分ごとの発電シミュレーションを作成。
電力会社の30分デマンド値結果をユーザーから提供してもらうことで、いつどの時間帯で逆潮流が発生したかをリアルに算出する。
「発電した電力は100%使えないのが前提です。必ず逆潮流が起こることを前提に設計しなければなりません。ユーザーの電力消費状態によっては、2~3割の電力を逆潮流防止で捨ててしまうケースもある。そこまで捨ててしまうと、設備効果が全く変わってきますので、電力消費に対して最適化する設計が必要になります。そのあたりの信頼性が、自家消費の場合重要です」。
なお同社では、『ソーラーマスター』とあわせ、自家消費対応EMSサービス『ソーラーモニターオフグリッド』も提案している。提案時に逆潮流分を加味したシミュレーション値を『ソーラーモニターオフグリッド』に登録することで、当初の提案に対し、実際の発電量との比較ができる。

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『ソーラーモニターオフグリッド』は、自家消費型太陽光発電システムの稼働も監視するだけでなく、エネルギーマネジメントを提供するサービスだ。
「FITのもとでは、太陽光はただ発電し電気を系統に流すだけでしたが、自家消費では太陽光からの供給と電力会社からの購入電力、2つの電力供給が発生します。そのトータルマネジメントができることが、サービスの大きな特長です。また、逆潮流防止出力制御機能やPPA・環境価値計測のための検定付スマートメーター設置に標準で対応しています」。
同社はこの2つの新しいサービスで、産業用ソーラーシステム販売の提案力を強化し、成約率の向上と業務効率によるコスト削減をサポートする。

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