出光グループのソーラーフロンティアが脱炭素経営を支援(2ページ目)

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屋根形状にとらわれず、施工コストを削減

CIS太陽電池は工場・倉庫などに多いフラットな屋根や、冬場の入射角で影が多いときなどに実発電量の高さが発揮されるという。優れた実発電量、品質の高さはエネルギー自給自足型を目指すセキスイハイムのフラット屋根住宅(スマートパワーステーションシリーズ)に採用されたことからもうかがわれる。

ソーラーフロンティアでは多様化する市場ニーズをクリアするために、研究開発拠点において、モジュールだけでなく架台など周辺部材や工法などの開発にも注力している。特に工場・倉庫などで一般的な折板屋根以外にも、陸屋根や傾斜屋根などに適した架台、金具、工法を開発し、屋根形状にとらわれず、しかも施工コストを削減できることが強みだ。
更に下の図の通り、ソーラーフロンティアには4つの強みがある。


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グループ内で連携し、多彩なソリューションを提供

ソーラーフロンティアの強みはこうした高い品質力や技術力に加え、出光グループ内で連携し、ワンストップでソリューションを提供できることだ。坂下氏は「たとえば、消費電力を100%再エネ由来電力で賄いたいというお客様がいらっしゃれば、我々の導入する太陽光発電の電気に加えて、グループ会社の出光グリーンパワーが供給する再エネ電気*と組み合わせることで、再エネ由来電力100%を実現できます」と説明する。

* FIT(固定価格買取制度)の電気に非化石証書(トラッキング付)を付加することで、実質的に再生可能エネルギー電気とするもの。

さらに、アフターサービス体制を拡充するために関連会社とともに発電所向けのO&M事業も開始する。今年度は、2010年から継続して取り組んでいるモジュールのリサイクル技術開発も加速させ、まさにモジュールの生産からリサイクルまで、太陽光発電のライフサイクルにワンストップで対応できる体制を整備する。

嶽間澤氏は「自家消費推進チームを結成以来、お陰様でお客様からの自家消費への引き合い、環境への取組みへのご相談が増えています。お問い合わせやご相談の内容は『システム価格を下げて太陽光発電によるkWh単価を下げたい』、『遊休スペースがないので遠隔地の関連会社に発電設備を設置し、系統を使った自己託送を試みたい』など多岐に亘ります。我々はそうしたお客様の環境経営、CO2の削減、経費削減など様々な課題に対するソリューションをご提案します。お客様のお役に立つとともに、太陽光発電の普及を通じて快適でクリーンなエネルギーを、より一層享受していただけるよう努めてまいります」と意気込む。

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【環境経営を実現する脱炭素ソリューション詳細】
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ソーラーフロンティア株式会社 ソーラーフロンティア株式会社
東京都港区台場2丁目3番2号
0120-55-8983




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