ファーウェイ、AIを活用したソーラーソリューションを提供(2ページ目)

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グリーンエナジー グリーンワールド のイメージ
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AI技術が太陽光発電所を進化させる

同社は業界で初めてパワコンにAI技術を採用し、前述のAFCI機能により精確にアーク放電を検査・測定することで受動的な安全から積極的な安全性に転換する。「キーワードはAI技術、ローカルチップの計算力、瞬時の電源遮断」と厳氏。これらの特長を代表するモデルが、近日日本で発売予定の住宅用パワコンSUN2000-4.95KTL-JPL1だ。最大変換効率は97.8%。発電しながら蓄電池への充電が可能であり、圧倒的な軽さでコンパクト設計。日本市場特有のニーズに応えるべく新開発された超小型パワコンだ。

こうしたAI搭載パワコンは、既に中国や欧州をはじめとする海外で先行販売されており、ユーザーからも高い評価を得ている。「ある大規模発電所を運営するお客様はファーウェイのAI技術を取り入れることで発電量が改善したのみならず、運営・メンテナンスの効率も50%以上高まり、スマート化への転換を加速することができたと話しています」と厳氏。

拡張性が高い住宅用蓄電システムをこの冬リリース

昨今では自家消費型太陽光発電の需要の高まりを受けて、蓄電システムの新型モデルの開発を積極的に行っている。この冬は、日本市場において軽量でコストパフォーマンスの高い住宅用スマート蓄電池LUNA2000シリーズを発売する予定だ。従来の鉛バッテリーではなく、リン酸鉄リチウムイオン電池を採用した安全性の高い製品。蓄電池モジュールごとに充放電を独立して管理するため、エネルギー需要の変化に応じて5~30kWhまで柔軟に拡張可能。新旧蓄電池併用でも各モジュールの潜在力をフルに引き出し、最適なパフォーマンスが得られる。

次々と新しい技術・機能を搭載したパワコンや蓄電池、O&Mソリューションを提供するファーウェイは、その設計開発において次の3つの理念を掲げている。(1)効率を高めるために、ICT・AI技術を太陽光発電技術と融合。(2)極限まで簡便さを求め、故障しやすい設備と壊れやすい部品をすべて取り除き、25年の長寿命設計を実現。(3)システムの視点から製品設計を行い、太陽光パネル、パワコン、蓄電池および運営・メンテナンスなどを含めて太陽光発電所全体を一つの製品として設計・開発。厳氏は「今後とも研究開発に力を入れ、持続的にイノベーションを行い、お客様に最適な製品と最高の価値を提供します」と世界をリードする企業として常に革新を追い求める姿勢を示した。

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