COP26の成果を考える 世界は本格的な脱炭素社会への転換を迎えたのか?
第26回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP26)が11月中旬までの約2週間、英国グラスゴーにおいて開催された。コロナ禍で延期され、異例の2年ぶりの開催となった今回のCOPは、パリ協定の2020年からの本格運用開始後初の会合であったことから、例年以上に広範かつ豊富な話題をもたらした。ここでは、(1)各国の野心的な取り組みの加速化、(2)脱炭素へ向けたエネルギー移行、(3)金融の脱炭素化の3つに関して触れたい。
COP26の成果はパリ協定が締結されたCOP21以来のものに
スウェーデンの活動家グレタ・トゥーンベリさんから「世界のリーダーは口先だけ」との批判もあったようだが、COP26の成果はパリ協定が締結されたCOP21(2015年)以来のものとなった。
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