国交省に聞く「スマートシティのいま」 分野横断型で諸課題解決へ
人口減少、急速な高齢化、頻発する災害…。山積みの課題を解決するためのスマートシティへの取り組みが全国各地で加速している。政府は2019年8月『スマートシティ官民連携プラットフォーム』を設置。事務局を務める国土交通省都市計画課の井川 敬大氏に、MaaSやモビリティへの取り組みを含めた『スマートシティの今と未来』について聞いた。
特定分野から分野横断的な取り組みへ
スマートシティという言葉が社会に浸透し出したのは2010年前後。当時は、環境問題やエネルギーといった、特定分野を対象とした取り組みが多く行われていた。
一方、近年のICT・データ利活用型スマートシティは、〈環境〉〈エネルギー〉〈交通〉〈通信〉〈教育〉〈医療・健康〉など複数の分野に幅広く取り組む、いわゆる『分野横断型』が増えている。
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