東急建設、「エコピープル」100%実現で高度化する顧客ニーズに対応
1959年の創立以来、一貫して社会課題の解決に取り組んできた東急建設。2021年3月に策定した「VISION2030」では、〈環境〉を企業ビジョンの中心に掲げ、脱炭素や生物多様性保全の実現を目指すとともに、ビジョンの社内浸透や社員の意識向上に取り組んでいる。環境と経済の両立を目指す同社の取り組みを、代表取締役の寺田 光宏氏に聞く。
「0へ挑み、 0から挑み、」
1959年、東京の人口集中という社会課題の解決へ向け、多摩田園都市開発からスタートした東急建設。以来、常に社会課題の解決を使命に事業を展開してきた。
2015年のパリ協定以降、SDGsや環境課題への意識が世界的に高まる中、 2021年3月に「0へ挑み、0から挑み、環境と感動を未来へ建て続ける」を掲げた「VISION2030」を策定。2021年5月に公表した長期経営計画「To zero,from zero.」では、〈脱炭素〉〈廃棄物ゼロ〉〈防災・減災〉を3つの提供価値として、戦略の軸に据えた。