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産総研・明電舎など 石炭燃焼装置の排煙ガス向け脱硝触媒の開発に着手

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産業技術総合研究所(AIST)と明電舎は、中国の研究機関である中国科学院傘下の過程工程研究所(IPE)とともに、石炭燃焼装置の排煙ガスに220~420℃という広範囲の温度領域で作用する脱硝触媒の共同開発を開始すると発表した。中国国内の石炭を燃料とした燃焼設備向けに行うもので、硫黄と水蒸気を含む排煙に対して、安定的に高い脱硝性能を発揮する脱硝触媒と脱硝装置の開発に着手する。

中国では一次エネルギーの多くを石炭に依存し、多数の石炭燃焼装置が稼働しているが、そのうち、工業ボイラーや工業炉などの燃焼施設の排煙は250℃前後と温度が低いため、中温領域で作用する既存の脱硝触媒では対応できない。そのため、低温領域で高い排煙脱硝性能を発揮する触媒に対するニーズが高まっている。AISTは、中国科学院との包括的研究協力覚書(MOU)に基づき、220~420℃の広範囲の温度領域で高性能を発揮する発揮するアンモニア脱硝触媒の基礎研究に取り組んできたが、性能的にめどがついたことから、今回、実用化に向けて、三者での共同研究を行うことになった。

広範囲の温度領域で作用する脱硝触媒は、世界でも例がないとされている。同触媒はもともと粉末状で、明電舎がディーゼル発電用脱硝触媒装置で活用したハニカム(蜂の巣状)体へ成形加工し、製品化の可能性を検討する。三者は、研究契約を締結し、AISTはハニカム触媒の性能検証、IPEは粉末触媒の開発とハニカム触媒の性能・耐久性試験、明電舎はハニカム体への成形加工技術の確立を分担して行う。

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