日産、EV活用でピークシフト、システム250台を大阪府・市等に無償提供

日産は、安定的な電力需給に貢献するために、電気自動車(EV)「リーフ」とEVを活用した電力供給システム「LEAF to Home」をセットで、大阪府、大阪市の官公庁施設に50台、大阪府内の民間向けに200台、合計250台を無償提供すると発表した。民間向けについては、大阪府在住の介護指定事業者や一般企業などを対象に希望者を募集する。
本事業は、同社が大阪府、大阪市と共同で、電力供給システム「LEAF to Home」を活用した節電対策「日産リーフで節電アクション」として実施するもの。「LEAF to Home」は、ニチコンが開発した「EVパワーステーション」を活用したもので、「リーフ」に搭載している駆動用の大容量リチウムイオンバッテリーから電気を供給するシステム。一般住宅の分電盤に直接接続し、コネクターを「リーフ」の急速充電ポートへ繋ぐことで、「リーフ」のバッテリーに蓄えた電気を住宅へ供給することができる。夜間電力や太陽光発電を使って「リーフ」に充電し、蓄えた電気を電力需要の高い昼間に住宅やオフィスに使うことで、電力消費のピークシフトに貢献する。さらに、停電時や非常時などには、バックアップ電源としても活用できる。
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