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棚田の落差で小水力発電、通学路の照明に 費用は100万円、県が100%補助

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棚田の落差で小水力発電、通学路の照明に 費用は100万円、県が100%補助

山口県周南市の四熊井谷地区において、1月、同県で初となる棚田の落差を活用した小水力発電が導入された。発電した電力は、子どもたちの通学路の照明に利用されている。同県では、田布施町の棚田でも小水力発電導入の動きがあり、今後、他地域への波及が期待される。

今回、棚田に小水力発電を設置したのは、地域に住民らによる「井谷地区を守る会」。四熊井谷地区は「やまぐち棚田20選」に指定されている棚田地域だが、集落に照明が少なかった。そこで、棚田に流れる水を使って発電し、通学路などを照らす照明の電力に利用できないかと考えた。簡易型小水力発電の設置をサポートする補助事業制度を活用して設置が実現した。

設置場所は、棚田にある農業用水路(水路の落差98cm、流量0.019立米/s)。設置した施設は、小水力発電1基(出力4.8W)、照明2基(10W/基)、蓄電池(容量28Ah)。事業費は100万円で、内訳は小水力発電(9万円)、照明等(19万円)、設置調整費(72万円)。

この小水力装置は、山口県田布施町に本社を置く大晃機械工業の「超小型水力発電装置 ピコルくん」。昨年11月に発売したばかりで、今回の棚田に導入されたもので2台目。定格発電出力は4.8W、用水路などに設置し、LED電灯・獣害防止用の電気柵・蓄電池への利用を想定している。

設置者は、「このたびの施設は、地域の子どもたちにも大変喜ばれており、隣接するビオトープとあわせて、環境学習の場としても活用したい」「取材や施設見学は歓迎。身近な農業用水を有効に活用する取組みが広がって欲しい」とコメントしている。

なお、山口県は、本取組みを紹介するサイトに、簡易型小水力発電の設置が可能な補助事業制度についても掲載している。

【参考】
山口県 - 照らせ棚田の未来!(本県初!棚田の落差を活用した小水力発電)

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