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旭化成、成長分野のバッテリーセパレーター事業を拡大へ 米ポリポア社を買収

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旭化成、成長分野のバッテリーセパレーター事業を拡大へ 米ポリポア社を買収

旭化成は、環境・エネルギー分野におけるバッテリーセパレータ事業の拡大するため、本事業において、グローバルな供給体制と高度な製品開発力を持つ米ポリポア社を買収する。

買収の詳細

旭化成は、23日、ポリポア社(Polypore International,Inc.)と、同社の米国子会社による現金を対価とする合併によりポリポア社を買収することについて合意したと発表した。なお、ポリポア社は、バッテリーセパレータ事業及び医療・工業用膜事業を展開するが、医療・工業用膜事業については、本合併の完了前に米国の3M社に対して譲渡する。

なお、今回の買収では、バッテリーセパレータ事業を行う会社としてのポリポア社を買収する。中長期的な成長戦略との適合性等に鑑み、同社の医療・工業用膜事業は買収の対象から除外される。

3M社はポリポア社の同事業を約10億米ドルで本合併の完了前にポリポア社より取得する。したがって、旭化成は、本譲渡後にバッテリーセパレータ事業を行う会社としてのポリポア社を買収することとなる予定で、その対価は約22億米ドルとなる。

なお、本買収及び本譲渡完了のためには、関連する各国競争法に基づく条件の充足その他一般的な前提条件を満たすことが必要となる。

両社のねらいは

旭化成のリチウムイオン二次電池用セパレータ「ハイポア™」は、微小な孔を多数持つ高性能なポリオレフィン膜で、スマートフォンやタブレット端末、ノートパソコンなどのリチウムイオン二次電池に使用されている。今後は成長が期待されるハイブリッド車プラグインハイブリッド車電気自動車といった環境対応車用途や、電力エネルギーの効率的活用で需要の拡大が見込まれる電力貯蔵、蓄電システム用途での事業拡大を目指している。

一方、ポリポア社は高分子ポリマー膜における技術力を持ち、リチウムイオン二次電池及び鉛蓄電池のバッテリーセパレータ事業においてグローバルな供給体制と高度な製品開発力を有する。

ポリポア社のバッテリーセパレータ事業は、今後成長が期待されるリチウムイオン二次電池用のセパレータ「Celgard™(セルガード)」に加えて、自動車や産業向け用途等で広く普及している鉛蓄電池用のセパレータ「Daramic™(ダラミック)」の両ブランドを展開しており、独自の製品群を有するとともにグローバルな供給体制を構築している。

旭化成は、ポリポア社の有するグローバルな製品供給体制及び販売網等の活用によって、「ハイポア™」のグローバル展開の一層の加速を図るとともに、ポリポア社の「Daramic™」ブランドの製品を供給することで、中長期にわたって安定的な収益貢献が期待できる鉛蓄電池用セパレータ市場への参入を果たす。

また、「Celgard™」ブランドの製品供給により、車載用途を含め、今後成長が期待されるリチウムイオン二次電池用セパレータ事業で、より幅広い製品・技術の提供が可能になると考えている。

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