政府、「40年に1回、原発事故が起きる想定」で電力コストを試算 8.9円/kWh

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経済産業省は、26日、将来のエネルギーミックス(電源構成)の議論の参考とするため、各電源の発電コストの試算を行っている発電コスト検証ワーキンググループ(WG)の第3回会合を開催した。本会合では、原子力発電コストの算定方法について議論した。

2011年のコスト等検証委員会では、原子力発電の発電コストについて、発電に直接関係するコストだけでなく、廃炉費用、核燃料サイクル費用(放射性廃棄物最終処分含む)など将来発生するコスト、事故対応費用(損害賠償、除染含む)、立地交付金・研究開発等の政策経費といった社会的費用も織り込んで試算。この方法で算定した原子力発電コストは「1kWhあたりで最低8.9円」(設備容量120万kW、稼働率70%、稼働年数40年のプラントを想定)となっている。

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