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過疎地の路線バス、ヤマト運輸と一緒に「貨客混載」で維持 岩手県で新しい取組

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過疎地の路線バス、ヤマト運輸と一緒に「貨客混載」で維持 岩手県で新しい取組

岩手県北自動車(岩手県)とヤマト運輸(東京都)は、路線バスの後部座席を利用し、宅急便の荷物を輸送する「貨客混載」を開始した。

この取り組みが導入された路線は、岩手県盛岡市と宮古市を結ぶ「都市間路線バス」と、宮古市内から同市重茂半島を結ぶ一般路線バスの「重茂路線バス」の2路線だ。

今回開発された車両は、後方の座席を減らしたスペースに、専用ボックスを搭載し、その中に積み荷を置き輸送する。「都市間路線バス」の車両外観には「ヒトものバス」と銘打ったデザインが施された。

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これまでヤマト運輸は、同エリアにおいて、同県の北上市の物流ターミナルから宮古営業所へ、大型トラックによる幹線輸送を行い、さらにそこから18キロある重茂半島まで集配車両で輸送していた。この取り組みでは、物流ターミナルから宮古営業所までの運行途中にある盛岡西営業所まで大型トラックで幹線輸送し、同営業所で主に重茂半島行きの宅急便を「都市間路線バス」に積み替え、宮古営業所まで輸送する。また、宮古営業所から重茂半島までを「重茂路線バス」で輸送し、岩手県北バスの重茂車庫でヤマト運輸のセールスドライバーに宅急便の積み荷を受け渡す。

これにより、ヤマト運輸の同エリアの物流の効率化と環境負荷低減が図れると共に、同県の過疎化地域のバス路線網維持につながる。過疎化地域の住民にとっては、路線バスが安定的に利用できることで、病院やスーパーなど多様な施設へアクセスできるメリットが生じる。

同県では、人口の7割上が盛岡市や北上市など内陸部に居住し、中山間地域等では高齢化や過疎化が進む。こういった地域の住民にとって、通院や買い物などに利用する路線バスなどの公共の路線網の維持が課題となっている。物流業界においても、長距離トラックのドライバー不足などから物流網の維持が困難になるケースが増えてきており、物流の効率化が課題である。 同2社は、この取り組みにより、バス路線の路線網の維持と物流の効率化を相互に図る目的だ。

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