北海道電力・関西電力・九州電力が赤字に 電力自由化した企業向け部門で

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経済産業省は3日、電力10社の2014度部門別収支結果を公表した。企業等向けの自由化部門(特定規模需要部門)では、北海道電力が179億円、関西電力が1,131億円、九州電力が815億円の赤字となった。

関西電力は産業用大口販売電力量の減少も響く

関西電力は、家庭等向けの規制部門(一般需要部門)も312億円の赤字で、2016年度は1,767億円の損失となった。自由化部門の赤字額が規制部門に比べて大きい理由として、産業用の大口販売電力量が減少したことに加えて、原子力発電所の利用率の低下等により、火力燃料費や他社からの購入電力料が増加し、電力料金単価に占める燃料費等の割合が相対的に高い自由化部門の収支がより圧迫されたと説明している。2015年度の収支については、供給力の見通しが不透明なため、未定としている。

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