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水使用量を約9割削減、DNPの新型ペットボトル成型機 軽量化も実現

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水使用量を約9割削減、DNPの新型ペットボトル成型機 軽量化も実現

大日本印刷(東京都新宿区)は、滅菌後の洗浄工程をなくした新型のペットボトル成形機を開発し、国内の飲料メーカーに初めて採用された。従来のシステムと比較して充填時の水使用量が約9割削減できる。


洗浄工程の代わりに温風乾燥

同社のペットボトル用無菌充填システムは、無菌状態を保ったチャンバー内で試験管のような小さなプリフォームをふくらませながらペットボトルを成形し、高温・短時間で滅菌した内容物を急速に冷却して常温でボトルに詰めるシステム。現在、国内でトップクラスのシェアを持っている。

今回開発された最新のシステムは、ペットボトル成形機と充填機を一体化し、成形時の余熱を使用した温風での乾燥(エアリンス)時間を長くすることで、これまで滅菌用の過酸化水素などを除去するために行っていた無菌水によるボトル内の洗浄工程をなくすことに成功。これによって水の使用量を従来と比較して約9割削減した。

また、上記システムと同時に、炭酸飲料向けにさらなる耐熱圧ペットボトルの軽量化や、茶系飲料やジュースなどミネラルウォーター以外の内容物でペットボトル重量が国内最軽量レベルとなる14.6グラム(350ml~550mlボトル用)の製品も実用化した。

最新のペットボトル用無菌充填システムの特長

より薄い・軽いボトルで原料・輸送コストなど削減

1990年代のペットボトル飲料は約85~90度に熱して滅菌した内容物をペットボトルに詰めるホット充填が主流で、飲料メーカーは高温に耐えられる肉厚で頑丈なペットボトルを使用していた。

同社は1994年にはペットボトル用の無菌充填システムを開発した。これにより、同社は成形前の小型のプリフォームで工場に納入できるため、ボトルの輸送コストを低減できた。また、飲料を常温で充填でき、薄く軽量なボトルの採用が可能なためコスト面でもメリットが多く、今日まで国内外の数多くの飲料メーカーで採用されてきた。

今後も同社は、飲料用ペットボトルの環境対応の強化を進め、飲料メーカーの環境負荷の低減を支援していく。

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