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バイオマス活用推進基本計画、改定 熱利用やカスケード利用を推進

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バイオマス活用推進基本計画、改定 熱利用やカスケード利用を推進

バイオマス活用推進基本計画 改定(案)の概要

農林水産省は、16日、新たに閣議決定された「バイオマス活用推進基本計画」を発表した。

この基本計画は、バイオマス活用推進基本法第20条の規定に基づき、バイオマスの活用推進に関する施策の推進を図るために政府が策定したもので、少なくとも5年ごとに検討され、必要に応じて変更されることとなっている。そのため、2010年12月に策定された従前の基本計画について、2015年9月より見直しが進められ、今回新たに閣議決定された。

新たに策定された具体的な概要は下記の通り。

基本方針は「地域主体」

エネルギー利用を中心にバイオマス産業の市場規模が拡大したが、売電の取り組みに偏りがみられ、売電以外の取組では、経済性の確保や地域が主体となる持続的な事業のモデルを確率することが課題となっている。このため、今回の改定の基本的な方針として、地域に存在するバイオマスを活用して、地域が主体となった事業を創出し、農林漁業の振興や地域への利益還元による活性化につなげていく施策を推進する旨を明記した。

国が達成すべき目標

廃棄物系バイオマスの賦存量は中長期的には減少傾向にあるが、下水汚泥や林地残材の利用率の伸びが期待されることなどを踏まえ、下記の目標を設定した。

地球温暖化の防止

炭素換算で年間2,600万トンのバイオマスを利用(種別に利用率目標を設定)

農山漁村の活性化

全都道府県および600市町村でバイオマス活用推進計画を策定

バイオマス産業の発展

バイオマスの活用を推進することによって約5,000億円規模の市場を創出

施策の方向性

  • より経済的な価値を生み出す高度利用や多段階利用(カスケード利用)などの地域が主体となった取り組みを後押しする
  • エネルギー効率の高い熱利用の普及拡大、熱源としてのバイオガスの積極的利用等を推進する
  • 成功事例のノウハウなどを幅広く共有し取り組みの横展開を促進する

技術の研究開発

  • 地域の実情に応じた多様なバイオマスの混合利用、下水汚泥由来の水素ガスの製造利用方法の確立
  • 発電等に伴う余剰熱、バイオガス製造過程で発生する消化液などの副産物の利用技術の確立
  • 産業化を見据えた微細藻類等による次世代バイオ燃料の研究開発等の推進

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