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北海道など寒冷地のZEH基準をクリアする住宅 ミサワホームが新発売

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ミサワホームは、大開口や吹き抜けを採用しながらも、最も厳しい北海道地域のZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)基準を標準仕様でクリアした、ファミリー向け住宅「Familink ZERO(ファミリンク ゼロ)」を、沖縄県を除く全国で10月8日に発売する。

木質系の、工場生産の部材を現場で組み立てるプレハブ住宅で、子育て世帯をメインターゲットに全国で年間100棟の販売を目指す。

ZEH基準で定められている8つの地域区分のうち、北海道を中心とした1・2地域においてZEH基準を満たすには、他の地域に比べてより高い断熱性能や創エネ性能の確保が求められる。

今回発売する1・2地域仕様の「Familink ZERO」では、南極・昭和基地の建物にも数多く採用されている同社の木質パネル接着工法をベースに、基礎部分の断熱性を高めたほか、アルゴンガス入りトリプルLow-Eガラスの樹脂サッシを標準採用するなどで建物全体の断熱性能を向上させた。これにより、快適性を重視しながらも1・2地域の強化外皮基準(UA 値0.40)をクリアする0.39を実現した。

また、雪が屋根に積もることを極力防ぐため、屋根は同社で一般的な1/2勾配に比べてより角度をつけた2/3勾配としたほか、大屋根設計により最大9.1kWの大容量太陽光発電システムを搭載できるようにした。さらに、電気を効率的に使用できるエコキュートやDC(直流)モーターを搭載した省エネ型の換気システムなどを標準化し、システムフリー設計でありながら同社の企画住宅ブランドである「SMART STYLE」シリーズと同等の価格帯とした。

さらに、キッズデザイン賞を受賞した北海道限定の木質系工業化住宅「Familink」のコンセプトを踏襲し、学びのスペースや家庭内事故を防ぐ工夫など、子育て配慮も盛り込んでいる。

なお、3地域以南に対応したZEH仕様は別途用意している。

目指せ、ZEH普及目標90%

1・2地域においてZEH基準を満たすには、より高い断熱性能や創エネ性能など最も厳しい条件が求められるが、多雪地域で発電量を確保するには太陽光パネルに積もる雪の除去も必要となる。そのため、北海道の新築戸建住宅におけるZEH割合は他の地域に比べて低く、0.2%程度にとどまっているという調査報告もある。一方で、1・2地域には東京都と同等の年間日照量が確保できる地域もあることから、今後ZEHの普及が期待される。

ミサワホームではこれまでも顧客要望に応じて個別に寒冷地向けのZEH対応に取り組んできたが、さらなる普及を図るため、1・2地域のZEH基準に標準仕様で対応できる「Familink ZERO」を開発した。

政府が策定したエネルギー基本計画では、「住宅については、2020年までに標準的な新築住宅で、2030年までに新築住宅の平均でZEHを実現することを目指す」とされている。

外観イメージ

外観イメージ

ミサワホームはこの基本計画に則り独自のZEHロードマップを作成し、2020年の全国の新築戸建住宅におけるZEH普及目標(Nearly ZEHを含む)を90%としている。この目標に向けて、昨年は「SMART STYLE」シリーズの全商品にZEH仕様を追加したほか鉄骨系ハイブリッド住宅で2つのZEH商品を発売しており、今回の「Familink ZERO」とあわせて全国でのZEHの普及に努めていく考えだ。

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