中部圏の水素需要ポテンシャル、2030年に年11万t 社会実装への課題は
出光興産、トヨタ自動車など11社が参画する「中部圏水素利用協議会」は2月19日、中部圏における2030年の水素需要ポテンシャルと、海外からの水素受入れから各需要地までのサプライチェーンのあり方などについて、産業横断的に検討した結果をまとめたレポートを発表した。
中部圏における2030年の水素需要ポテンシャルは、水素価格が各産業セクターの切り替え可能コストと同等になることを条件に年間約11万トン(水素基本戦略の全国目標の1/3程度)と試算。2030年以降は技術革新と共にさらなる水素需要が期待されるとした。また、2025年に社会実装を開始した場合、年間4万トン規模の需要可能性があると試算している。
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