東レ、省エネ型高ウイルス除去UF膜を開発 高透水性と両立

東レ(東京都中央区)は2月25日、水処理に用いられるPVDF(ポリフッ化ビニリデン)製限外ろ過(Ultrafiltration : UF)膜について、高ウイルス除去性と高透水性を兼ね備えた新規PVDF中空糸UF膜を開発したと発表した。今後、実用化を目指して各用途での実証を加速する構えだ。
近年、処理水の安全性、低コストの観点から、UF膜には病原性ウイルスの除去性向上と高透水性の両立が求められている。一方、ウイルス除去可能な範囲まで孔径を小さくすると、UF膜の抵抗が大きくなり透水性が低下するため、高ウイルス除去性と高透水性の両立は困難だと言われていた。
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