環境省、液化CO2輸送船の概念設計実施 日本海事協会から基本承認

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(出所:環境省)
(出所:環境省)

環境省は3月22日、「環境配慮型CCS実証事業」において、分離・回収されたCO2を海域貯留サイトまで海上輸送し、海上で海底下の貯留層へ圧入するシステムの実証に向け、「液化CO2輸送船(圧入船Ready )」の概念設計を実施し、日本海事協会から基本承認(AiP: Approval in Principle)を取得することになったと発表した。

同事業は、18機関から構成されるコンソーシアムが主体となり、火力発電所などから排出されるCO2を分離・回収し、資源として有効利用、または地下へ貯留するCCUS(Carbon dioxide Capture, Utilization or Storage)技術の一貫実証を目的に、2016年度からの5カ年で実施している。商用規模の火力発電所におけるCO2分離・回収技術の実証、輸送・貯留技術の検討を行い、結果を踏まえ、日本に適した円滑なCCS導入手法を取りまとめることとしている。

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