三井物産、米でCO2原料のメタノールを生産 年間13万t

三井物産(東京都千代田区)は3月26日、同社と米国の化学品大手企業のセラニーズ社(米国テキサス州)が折半で出資し設立したフェアウェイメタノール社が、周辺プラントから排出されるCO2を原料として最大年間約18万トン購入し、有効利用してメタノールを増産(年間約13万トン)するため、設備の増強を決定したと発表した。
フェアウェイメタノール社は2015年10月、天然ガスを原料としたメタノールの生産を開始。今回の設備増強は、既存の工場能力を最大限に有効活用した。増設分の原料として周辺工場から排出されている二酸化炭素を使用する。これは、二酸化炭素を分離・有効利用するCCU(Carbon Capture and Utilization)の取り組みの一つで、二酸化炭素を資源と捉え素材や燃料に再利用することで、大気中への排出を抑制するカーボンリサイクルを実現する。
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