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(出所:三菱マテリアル)
三菱マテリアル(東京都千代田区)は3月26日、同社グループの工場から排出されるCO2を用いたCCU(Carbon capture and utilization)技術の開発を進めており、7月から、九州工場黒崎地区(福岡県北九州市)で実証試験を開始すると発表した。
同社は2030年度までに温室効果ガスを17%削減(2013年度比)、2050年までにカーボンニュートラルを目指す中長期目標を掲げている。こうしたなか、セメント焼成用キルンなどの高温加熱炉を用いた製造プロセスから排出されるCO2を分離・回収し、水素と化学反応させることでメタン等を合成する技術の開発を進めている。7月から九州工場黒崎地区で実証試験を開始する。今後、得られたメタンなどをセメント製造の熱エネルギーとして再利用するための技術開発にも取り組む。
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