竹中工務店、温泉活用の「地熱発電」事業に参入 奥飛騨で年間約500MWh

  • 印刷
  • 共有
「TAKENAKA奥飛騨地熱発電所」発電機ユニット(出所:竹中工務店)
「TAKENAKA奥飛騨地熱発電所」発電機ユニット(出所:竹中工務店)

竹中工務店(大阪市中央区)は4月20日、岐阜県高山市の奥飛騨温泉郷で、地元の奥飛騨宝温泉協同組合と協働し、50kWの地熱発電事業を開始したことを発表した。この事業では地熱として既存の温泉井を活用している。

発電所名は「TAKENAKA奥飛騨地熱発電所」。3月から発電を開始した。年間の発電電力量は約500MWhを想定している。発電した電力は、固定価格買取制度(FIT制度)を適用し、中部電力パワーグリッド(愛知県名古屋市)に売電するとともに、エネルギーの地産地消を目指して一部を同施設内にある組合の温泉供給設備でも活用する。なお、発電方法は、温泉地での発電として多く使われているバイナリー方式を採用した。

続きは無料の会員登録(必須情報入力)後にお読みいただけます。

  • 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
  • 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
  • 有料記事などに使えるポイントを貯められる
  • クリッピング機能で要チェック記事をストックできる

関連記事