川崎重工、水素100%の発電実証開始に向けて独企業と協議開始

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30MW 級水素ガスタービンを用いた発電所の完成イメージ(出所:川崎重工業)
30MW 級水素ガスタービンを用いた発電所の完成イメージ(出所:川崎重工業)

川崎重工業(東京都港区)は12月9日、ドイツのエネルギー会社であるRWE Generation SE(RWE)と、30MW級ガスタービンでは世界初となる水素燃料100%の発電実証開始に向けた協議を開始したと発表した。両社は2024年中の実証運転開始を目指す。

この事業では、RWE社が運営するドイツ・ニーダーザクセン州のエムスランド水素パークと天然ガス発電所内に、川崎重工が開発した水素燃料対応の30MW級ガスタービン「L30A」を用いたコージェネレーションシステム(GPB300)を設置する。2024年中に拡散燃焼器(ウェット方式)による水素と天然ガスの混焼と、水素燃料100%による発電実証運転を開始し、運転データの収集と運用特性の確認を行う計画だ。

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