大阪ガスと京大、中長期気象予測の共同研究を開始 エネルギー安定供給に向け

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地球規模での中長期予測のイメージ。上図は、エルニーニョにも関わらず典型的な暖冬ではなく厳冬となった場合のテレコネクションパターン(過去の気象の分析結果)(出所:大阪ガス)
クリックで拡大します 地球規模での中長期予測のイメージ。上図は、エルニーニョにも関わらず典型的な暖冬ではなく厳冬となった場合のテレコネクションパターン(過去の気象の分析結果)(出所:大阪ガス)

京都大学防災研究所と大阪ガス(大阪府大阪市)は12月14日、さらなるエネルギー供給の安定に向けた取り組みとして、中長期気象予測に関する共同研究を開始した。両者の知見・ノウハウを融合し、極寒や猛暑などエネルギー事業に影響を及ぼす可能性がある現象を、地球規模の大気の状態を解析することで、2週間から数か月前に予測することを目指す。

この研究では、これまでに知られていない、寒波や猛暑の新しい発生メカニズムを見出し、より信頼性高く・早期に予測を行うことを目指す。2021年度は、北半球の気象パターンを分析することで、大陸から日本への寒波到来の予兆を早期に把握する手法に関する研究を行う予定。また、予測結果はDaigasグループ内で活用するほか、社外へ情報を提供することも検討する。

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