世界初、バイオマス燃料輸送に「電気推進船」導入 上組・関西電力・e5ラボ

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「ROBOSHIP」イメージ(実際の仕様・カラーリングについてはイメージと異なる場合がある)(出所:三菱重工)
「ROBOSHIP」イメージ(実際の仕様・カラーリングについてはイメージと異なる場合がある)(出所:三菱重工)

上組(兵庫県神戸市)、関西電力(大阪府大阪市)、e5ラボ(東京都千代田区)は12月14日、2023年の稼働を予定する「相生バイオマス発電所」(兵庫県桐生市)への燃料の輸送に、電気推進船を1隻導入すると発表した。運航開始は2023年5月を予定しており、神戸港から相生バイオマス発電所まで運行する。3社によると、バイオマス燃料を輸送する貨物船として電気推進船を導入するのは世界初となる。

サプライチェーン全体におけるゼロカーボン化に向けた取組みの一つとして実施する。導入する電気推進船は、e5ラボと三菱造船(神奈川県横浜市)が「船舶の未来像」として普及を目指す標準ハイブリッド電気推進船「ROBOSHIP」のデザインを採用。小型発電機(500kW×2基)と大容量蓄電池(440kWh)とのハイブリッドでモーターを駆動する。従来のディーゼル船と比べて、運行時のCO2排出量を最大50%削減(削減量は年間400t-CO2)できると試算している。

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