東芝、再エネアグリゲーターのための「電力市場取引戦略AI」を開発

  • 印刷
  • 共有

東芝(東京都港区)は12月15日、再生可能エネルギーアグリゲーション向けに、電力市場取引における事業者の戦略的取引を支援する「電力市場取引戦略AI」を開発したと発表した。同AIは、太陽光や風力などの再エネ電源を束ねて電力市場で取り引きする再エネアグリゲーターに対して、電力の需要量と供給量の差分であるインバランスの発生を回避し、併せて市場取引による収益確保を目指した戦略的取引の意思決定を支援する。

今回開発したアルゴリズムは、⽇本卸電⼒取引所(JEPX)のスポット市場と時間前市場に対して、実需給前⽇のスポット市場⼊札のタイミングで両市場への売り⼊札量の最適な割合を算出する。これによりアグリゲーターは、算出された結果に基づいて両市場への売り⼊札量の割合を変更する戦略的取引の意思決定を⾏うことが可能となる。

続きは無料の会員登録(必須情報入力)後にお読みいただけます。

  • 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
  • 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
  • 有料記事などに使えるポイントを貯められる
  • クリッピング機能で要チェック記事をストックできる

関連記事