三菱重工グループ、北欧で熱電併給プラントを改修 燃料転換・NOx等も

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調印式の様子より(出所:三菱重工)
調印式の様子より(出所:三菱重工)

三菱重工(東京都千代田区)は1月27日、同社グループの欧州現地法人・三菱パワーヨーロッパが、スウェーデンの地域冷暖房・電力供給で最大の現地プロバイダーであるストックホルム・エクセルギー社と、首都ストックホルム市内にある同社最大の熱電併給プラントの設備近代化に関するサービス工事契約を締結したと発表した。改修のため夏季に予定されている2回の停止期間を経て、2023年冬季に稼動を開始する。

同発電所は、化石燃料焚きとして1976年に建設されたもの。今回の大規模改修では、バイオオイルに代表される持続可能なリサイクル燃料に転換するためボイラーのアップグレードを行う。また、制御システムを最新の分散制御システム(DCS:Distributed Control System)に近代化するほか、NOx(窒素酸化物)排出量を削減するために新しい低NOxバーナーを採用する。同プロジェクトには、バイオ燃料に対応するための燃焼システムの変更のほか、耐圧部品や主要補機の交換や補修も含まれているという。

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