資生堂、RE100に加盟　26年カーボンニュートラルへ電力の再エネ化加速

資生堂（東京都港区）は2月9日、企業が事業活動で使用する電力を100％再生可能エネルギーにすることを目指す国際的なイニシアティブ「RE100」に加盟したと発表した。今後は2026年カーボンニュートラル実現の目標達成に向けて、事業活動で使用する電力の再エネ化をさらに加速させる。

同社は環境課題への対応として、環境負荷の軽減とサステナブルな資源の利用に向けた、3つの戦略アクションを定め、全バリューチェーンを通じてさまざまなステークホルダーとともに取り組みを推進している。同アクションのひとつ「地球環境の負荷軽減」においては、すべての工場における生産工程を徹底的に見直し、高効率設備の導入によるエネルギー効率の向上、再エネ利用などのCO2排出量削減の取り組みを強化。結果として、2020年はグループ全体では前年比で12％相当のCO2排出量を削減した。