IHI、バイオマス燃料の研究で産学連携 農業残さの有価物化でCO2削減へ

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(出所:IHI)
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IHI(東京都江東区)は2月9日、インドネシア国立バンドン工科大学と共同で、環境負荷をもたらす農業残さ(廃棄物)をバイオマス燃料として有効活用し、CO2排出量の削減を目指す研究を開始したと発表した。両者は、この取り組みを通じて、カーボンニュートラルの実現とともに、農業残さ起因による環境負荷の低減、発電所への安定供給、農業残さの有価物化による農家の収入源拡大を目指す。

具体的には、インドネシアの総発電量の約70%を占めるジャワ島を対象に、農業残さ分布に対する既存の火力発電所の立地調査や輸送方法の検証などを行う。同社は日本国内でバイオマス混焼・専焼の発電所を手がけてきた経験を活かし、混焼実験やバイオマスの高混焼率化・専焼化に向けた技術的検討も行い、農業残さの調達から燃料利用までのバリューチェーン全体にわたって、技術・事業の両面から検討を進めていく考えだ。

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