NTTデータ、ICT機器を液体で直接冷却 23年にデータセンター実装へ

NTTデータ(東京都江東区)は6月6日、液浸冷却方式を採用したデータセンター冷却システムを構築したと発表した。実機検証により、液体の中でICT機器を直接冷却する方式により、冷却エネルギーを最大97%削減(PUE=1.7のデータセンターの総使用電力と比較した場合)できることを確認した。2023年度中の液浸冷却システムを活用した省エネデータセンターサービスの実装・提供に向け取り組む考え。
効率・運用性能の確認と商用化に向けた課題の抽出のため、3月~4月にかけて、同社の三鷹データセンターEASTにおいて、液浸冷却システムの実機検証を実施した。その結果、データセンターの冷却に使用するエネルギーを従来型のデータセンターと比較して最大97%削減できること(推定PUE=1.07)、サーバ機器・NW類の安定稼働を確認したほか、メンテナンスを含めた機器運用に関する実用面の課題抽出を完了した。
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