政府が骨太方針発表、GXへ重点投資 年内に脱炭素への行程表まとめる
政府は6月7日、岸田政権として初となる経済財政運営と改革の基本方針(骨太方針)を発表した。カーボンニュートラル実現に向けて経済社会システム全体の変革を図る「グリーントランスフォーメーション」(GX)への投資については、脱炭素に向けたロードマップを年内に取りまとめること、150兆円超の官⺠投資実現のため政府資⾦を「GX経済移⾏債(仮称)」で先⾏調達し投資⽀援に回していくことなどを整理した。
また、エネルギーを起点とした産業のGXに向けて、さまざまな分野で、脱炭素投資を後押しする重点的な環境整備を行うことなども明記した。
岸田総理は骨太方針について「機動的なマクロ経済運営によって経済回復を実現しながら、新しい資本主義の実現に向けた計画的で重点的な投資や規制・制度改革を行い、成長と分配の好循環を実現する岸田内閣の経済財政政策の全体像を示した」と説明。「参議院選挙後に、本日決定した方針を前に進めるための総合的な方策を具体化し、エネルギー分野を含め、経済社会の構造変化を日本がリードする」と述べた。
「新しい資本主義」に向けた重点投資分野に
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