JR東、世界初・鉄道用フライホイール蓄電システムに超電導技術採用

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(出所:JR東日本)
(出所:JR東日本)

JR東日本(東京都渋谷区)は6月8日から、世界で初めて、鉄道用超電導フライホイール蓄電システムの実証試験を開始した。同社は電車のブレーキ時に発生する「回生電力エネルギー」(モーターが発電機となって発生する電力)の有効活用に向け蓄電媒体の導入を行っている。今回、フライホイールロータの荷重を受ける軸受け部分に超電導技術を採用し、非接触とすることでメンテナンスコストの削減、エネルギー損失の低減を図る。

電車のブレーキ時に発生する回生電力エネルギーは、架線を介して他の列車が活用する。一方で、同じ変電所区間に他の列車がいない場合にはエネルギーが活用されないため、そのエネルギーを地上に設置した蓄電池に貯めて有効活用する取り組みを行っている。

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