ENEOS・三井物産、UAE産ブルー水素のサプライチェーン構築で協業

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署名式の様子(提供:三井物産)
署名式の様子(提供:三井物産)

ENEOS(東京都千代田区)と三井物産(同)は6月7日、アラブ首長国連邦(UAE)の国営石油会社アブダビ(ADNOC)と共同事業化検討契約書を締結したと発表した。3社は今後、UAE・日本間のクリーン水素サプライチェーン構築に向けた協業検討を開始する。

この検討は、アブダビのルワイス工業地域内に所在するADNOCの製油所・石油化学工場由来の副生水素と天然ガスから生産されるブルー水素を、効率的な水素の輸送形態であるメチルシクロヘキサン(MCH)に変換し、日本に輸出することを目的としている。水素製造時に発生するCO2は回収し、EOR(CO2圧入による原油増進回収法)に利用する予定だ。3社は、年間5万トン規模の水素生産設備の技術実証と、商用段階を想定した年間20万トン規模への拡張可能性に関するフィージビリティスタディーを実施する。

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