日本製鉄ら、製鉄プロセスにおける水素活用プロジェクトを開始

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同プロジェクトのスケジュール
(経済産業省「製鉄プロセスにおける水素活用」プロジェクトに関する研究開発・社会実行計画より引用)
同プロジェクトのスケジュール (経済産業省「製鉄プロセスにおける水素活用」プロジェクトに関する研究開発・社会実行計画より引用)

日本製鉄(東京都千代田区)、JFEスチール(同)、神戸製鋼所(兵庫県神戸市)、金属系材料研究開発センターは6月15日、4社コンソーシアム委員による第1回水素製鉄委員会を開催し、グリーンイノベーション基金事業に関する開発計画について協議したと発表した。今後、各者は担当する研究開発設備の具体的な建設計画についての報告を行う。

この取り組みは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)がグリーンイノベーション基金を用いて実施する「製鉄プロセスにおける水素活用」プロジェクトの一環。同事業では、製鉄プロセスにおけるカーボンニュートラルの実現に向け、高炉法への水素還元技術(高炉水素還元技術)と水素で低品位の鉄鉱石を直接還元する技術(直接水素還元技術)を確立することで、製鉄プロセス全体から化石燃料の使用量を削減し、2030年までにCO2排出量をそれぞれ50%以上削減する技術の開発を目指す。実施期間は、2021年度~2030年度(予定)。予算は1935億円。

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