再エネ・原子力電源が増加、電力部門のCO2排出頭打ちに IEA報告

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写真はイメージです
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国際エネルギー機関(IEA)は2月8日、電力市場に関する報告書「Electricity Market Report 2023」を公表した。再生可能エネルギーや原子力などのCO2を排出しない電力源の増加によって、2025年までの新たな電力需要の大部分をまかなうことができるとの見通しを明らかにした。また、これらの電力源の拡大で、電力部門からのCO2排出は今後頭打ちになる可能性が高いという。

電力需要が加速 3分の1が中国に

経済の減速と電気料金の高騰により、世界中のほとんどの地域で電力需要の伸びが抑制されたものの、今後数年間は加速すると予想される。輸送部門と暖房部門の電化は世界的に加速し続けており、22年には記録的な数の電気自動車(EV)とヒートポンプが販売された。

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