日本の2050年脱炭素「ゼロエミ電源+CO2除去技術が必須」 産総研

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設定した6つのケースにおける2050年の電源別発電量(出所:産業技術総合研究所)
設定した6つのケースにおける2050年の電源別発電量(出所:産業技術総合研究所)

産業技術総合研究所(産総研/東京都千代田区)は10月5日、日本が2050年カーボンニュートラルを実現するためのシナリオ分析を行った結果を発表した。日本のエネルギーシステム全体をシミュレーションできる数理モデルを用いて、条件設定の異なる6つのケースを想定し、シナリオを策定した。

同研究により、2050年までにエネルギー起源CO2排出を全体としてゼロにするためには、発電時にCO2を排出しないゼロエミッション電源(再エネ発電、原子力発電、CCS付き火力発電、水素発電)と、大気中のCO2を除去するネガティブエミッション技術の導入が必須であることを明らかにした。また、これらの技術の2050年までの導入規模を定量的に評価した。

シナリオ分析結果の概要

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