国内初、洋上風力用TLP型浮体を実海域で実証開始 大林組

大林組(東京都港区)は8月27日、洋上風力発電施設の支持構造として、漁業への配慮と高い発電効率を実現する緊張係留方式のTLP(テンション・レグ・プラットフォーム)型浮体を国内で初めて実海域に設置し、実証実験を開始したと発表した。
大林組独自の設置方法(特許出願中)を用いて、出力15MW級の風車を搭載する浮体の1/5サイズのTLP型浮体を、青森県下北郡東通村岩屋の沖合3kmの海域に設置し、挙動観測を開始した。1年間(2024年7月~2025年7月)の挙動観測を通して、実波浪下での浮体の動揺安定性や係留材の緊張力の変化の確認、コンクリート浮体の水密性の検証を行い、TLP型浮体の耐用性を確認していく。
続きは無料の会員登録(必須情報入力)後にお読みいただけます。
- 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
- 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
- 有料記事などに使えるポイントを貯められる
- クリッピング機能で要チェック記事をストックできる