大阪ガス、バイオマス由来CO2＋ブルー水素で合成メタン製造　米で検討開始

大阪ガス（大阪府大阪市）は12月22日、100%子会社の米Osaka Gas USA（OGUSA／米テキサス州）が、米国中西部でバイオマス由来のCO2を用いた合成メタン（e-メタン）を製造する事業について、実現可能性の検討を開始すると発表した。2030年までに、フリーポートLNG基地にて液化し日本へ輸出する事も視野に、年間最大20万トンのe-メタンの製造を開始することを目指す。

同検討を行うため、天然ガスパイプライン等のエネルギーインフラを保有・運営する Tallgrass MLP Operations（Tallgrass／同・カンザス州）、バイオエタノールプラントを保有・運営するGreen Plains（同・ネブラスカ州）と覚書を締結した。同事業では、Green Plainsが保有・運営するバイオエタノールプラントから回収するバイオマス由来のCO2と、天然ガスを改質して得られるブルー水素からe-メタンを製造する。