馬渕工業所ら、省エネ・高効率なORC発電システム開発 NEDO事業で

馬渕工業所(宮城県仙台市)、東京大学生産技術研究所(東京都目黒区)、宮城県産業技術総合センター(宮城県仙台市)は3月6日、高い発電出力と国内最高レベルの省エネ化を両立した「独立型有機ランキンサイクル(ORC)発電システム(5kW級)」を開発したと発表した。
国内最高レベルの省エネ化 蓄電にも対応
今回の開発では、廃温水温度80℃以上で継続して4.5kWの発電出力を達成。また、従来の一般的なORC発電システムでは、4~5kWの発電出力を達成するには100~125kWの熱量が必要だが、今回開発したシステムでは60~75kWの熱量で実現でき、従来比で40~50kWの省エネルギー化に成功した。発電機を稼働させるスクロール式膨張機の省エネ化では国内最高レベルだという。