大林組、帯水層蓄熱空調システムを活用 エネルギー約52%削減

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愛三工業「安城新工場(仮称)」の完成イメージ(出所:大林組)
愛三工業「安城新工場(仮称)」の完成イメージ(出所:大林組)

大林組(東京都港区)は4月3日、愛三工業(愛知県大府市)の安城新工場新築工事において、大規模「帯水層蓄熱空調システム」をはじめとする省エネ技術などを活用し、工場全体のカーボンニュートラル化を進めていることを明らかにした。

地中熱を有効利用し、CO2を削減

帯水層蓄熱空調システムは地中熱を利用するのが特徴。一般的な冷暖房システムでは大気に排熱を放出するが、同システムは排熱を地下の帯水層に蓄え、季節ごとに熱を交換し使用する。これにより、CO2削減とともに、ヒートアイランド現象を軽減する。

新工場では同システムの導入により、従来の空調システムに比べて約52%のエネルギー削減を見込む。なお、700kW以上の大規模システムを導入するのは中部地方では初めて(大林組調べ)。

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