水田からのメタン排出削減、J−クレジットで方法論として承認

農林水産省は3月1日、水田からのメタンの発生を減らす「水稲栽培による中干し期間の延長」が、J−クレジット制度において、クレジット認証の対象となる、新たな方法論として承認されたと発表した。施行は4月中旬を予定している。
この方法論は、水稲の栽培期間中に水田の水を抜いて田面を乾かす「中干し」の実施期間を従来よりも延長することで、土壌からのメタン排出量を抑制する排出削減活動を対象としている。その水田における直近2か年以上の実施日数の平均より7日間以上延長し、所定の審査を受けると、削減量分の「クレジット」の認証を受けることができる。