【英国】石油大手BP、米バイオエネ大手を買収

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英石油大手のBPは10月17日、バイオエネルギー事業に向けて、米国の再生可能天然ガス(RNG)の大手生産者であるアーキア・エナジーを買収することで合意したと発表した。合意された買収額は現金で33億ドルと引き受けた約8億ドルの純負債で、取引額は約41億ドルとなった。 

バイオエネルギーは、BPが今後10年間で急成長を目指す5つの戦略的移行成長エンジンの 1つ。BPは、これらへの投資が2025年までに年間総設備投資額の40%以上に達することを見込んでおり、2030年までにさらに約50%まで拡大することを目指す。

 アーキア・エナジーは、米国全土で50のRNGおよび埋立地ガス発電施設を運営しており、1日あたり約6,000バレルのRNGを生産しているため、BPのバイオガス供給量は約50%増加すると予想される。また、アーキア・エナジーは現在、約80件の開発プロジェクトを進めており、RNGの生産量は30年までに5倍に拡大する可能性があるという。

 アーキア・エナジーの買収によってBPは、米国のバイオガス業界におけるBPの存在感の拡大、顧客の脱炭素目標をサポートする能力の強化、販売するエネルギー製品の平均炭素強度の削減を目指す。

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