電力・ガス取引監視等委員会、関西電力に業務改善勧告 過剰な買い入札を実行

電力・ガス取引監視等委員会は12月26日、関西電力(大阪府大阪市)に対して、JEPX電力スポット市場(スポット市場)において、誤入札を行った事案について、電力の適正な取引の確保を図るため、電気事業法に基づき業務改善勧告を行った。
約定価格の上昇や誤った発電機の出力抑制も引き起こす事態に
関西電力は、2022年12月26日受渡分、2023年9月20日受渡分と9月21日受渡分のスポット市場取引において、供給力の確保と電源の経済差し替えを目的として買い入札を行った。その際、同社内のシステムにおいて本来意図していたものとは異なる過剰な量の入札案が策定されたが、同社はその過剰な買い入札案に気付かないまま、上記3日間で合計約51.7GWh分の過剰な買い入札を実行した。
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