理研らブロイラーに乳酸菌「プロバイオティクス」で暑熱ストレス軽減

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研究の目的と実験条件(出所:理化学研究所)
研究の目的と実験条件(出所:理化学研究所)

理化学研究所(埼玉県和光市)、北里大学(東京都港区)、三菱ケミカル(同・千代田区)は1月26日、畜産動物への「有胞子性乳酸菌」の投与が、暑熱環境下ストレス下における生育阻害を抑制することにつながるとの研究結果を発表した。

地球温暖化に伴う畜産動物の暑熱ストレス対策として、適切な飼育方法などの模索が続けられている。今回の研究により、効率的な飼育方法の改善につながる成果として、腸内細菌叢の制御が重要な位置付けを持ち、有胞子性の乳酸菌「プロバイオティクス」が有効であることが示唆された。暑熱ストレスによって免疫系への弊害が生じて抗生物質に頼る飼育方法の回避にもつながることが期待される。最近の研究では、抗生物質の使用が消化器系からの温室効果ガスであるメタンの発生による弊害に関与する可能性が推定されている。

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