日本製鉄、カナダEVR社に出資 脱炭素に不可欠な製鉄⽤原料炭安定調達へ

日本製鉄(東京都千代田区)は2月21日、カーボンニュートラル鉄鋼生産プロセスにおいても必要不可⽋な⾼品質製鉄⽤原料炭の安定調達を図る目的で、カナダのエルクバレーリソーシズ社(EVR社)に出資すると発表した。EVR社の普通株・優先株・ロイヤルティの各10%を取得する。投資額は約1,100億円。
世界第二位の高品質製鉄用原料炭サプライヤーであるテックリソーシズ社(Teck社/カナダ)が自社の製鉄用原料炭事業をスピンオフし、EVR社として分離・上場することにあわせ、EVR社の普通株式等の一部を取得する出資契約をTeck社と締結した。
さらに、EVR社が生産する製鉄用原料炭(製鉄用原料炭のなかでも高品質の強粘結炭)を、長期にわたって引き取るオフテイク権利契約を締結する。