神戸市、廃棄メカブで「ブルーカーボン」拡大 クレジット化も検討

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(出所:神戸市)
(出所:神戸市)

神戸市は6月9日、ブルーカーボン拡大に向けた取り組みとして、廃棄していたメカブを活用した藻場形成に関する実証実験の結果を発表した。

メカブロープを有効活用 ブルーカーボンクレジット化も検討

須磨海づり公園内のメカブロープを設置した消波ブロック周辺で調査測線を設け、潜水士によるワカメの現存量を調査した(出所:神戸市)
須磨海づり公園内のメカブロープを設置した消波ブロック周辺で調査測線を設け、潜水士によるワカメの現存量を調査した(出所:神戸市)

ブルーカーボンとは、大気中のCO2が海藻・海草などの海の生態系に吸収され、固着される炭素のことを指す。実証実験において、市は須磨浦水産研究会(神戸市須磨区)と連携し、2022年2月、同研究会が実施している「早採りワカメ」株植え付オーナー制度によるワカメの収穫後、これまで廃棄していたメカブと、茎が残された状態のロープ(メカブロープ)を須磨海づり公園内の消波ブロック等に設置。翌月に、ワカメの藻場がどの程度形成されるのかを調査した。

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