旭化成、連続炭素繊維のリサイクル基礎技術を開発

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同プロジェクトの特徴(出所:旭化成)
同プロジェクトの特徴(出所:旭化成)

旭化成(東京都千代田区)は12月14日、北九州工業高等専門学校、東京理科大学と推進するNEDO事業において、連続炭素繊維をリサイクルする基礎技術を開発したと発表した。

従来の炭素繊維リサイクル技術は、炭素繊維を長さ3~24mmに切断した炭素繊維加工製品「チョップド炭素繊維」としてリサイクルされていた。チョップド炭素繊維は本来の連続炭素繊維とは形状が異なり、個別のコンポジット技術を開発する必要があった。今回、市販のスキューバダイビング用小型CFRP(炭素繊維強化プラスチック)製タンクから連続繊維をリサイクルする基礎技術を開発。リサイクル品が新品の炭素繊維と同様に扱う事ができることを確認した。

リサイクルした連続炭素繊維は「拠れ」や「毛羽立ち」などがなく、再び成形することで「タンク to タンク」のサーキュラー・エコノミーが実現できるとしている。

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