データセンター効率化に向けた制度整備で議論 DR活用も視野に 省エネ小委

経済産業省の省エネルギー小委員会は、1月10日に開催された第47回総合資源エネルギー調査会 省エネルギー・新エネルギー分科会において、更なる省エネ・非化石転換・ディマンド・リスポンス(DR)の促進に向けた取り組みについて議論した。政府が掲げるGX戦略に伴い、電力需要がさらに高まる中、DX・GXの要となるデータセンター(DC)の更なる効率化を促進するため、制度整備について意見交換が行われた。
GX戦略のカギとなる「電源確保」と「DCの更なる省エネ化」
同委員会では、政府が2024年12月に提示した「第7次エネルギー基本法」「GX2040ビジョン」の2案を受けての初開催となった今回を、省エネ支援策を促進する制度整備へのキックオフと位置づけ。DX・GX化、AI用途などを受け、今後、さらに高まるDCニーズに対応するための電源確保・省エネ・技術開発、ならびに、事業者におけるデジタル技術導入によるエネルギー利用最適化の促進などをテーマとした。