環境 新製品:Solasheet(ソラシート)/ロットソーラー

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ソーラーパネルに広告を!新発想のデザインシート

これまで黒一色だった太陽電池だが、さまざまな色や図柄が楽しめるようになりそうだ。それを可能にしたのが、ロットソーラーが開発したデザインシート「Solasheet(ソラシート)」。

厚さ0.7mmのソラシートは、集光機能を持つレンズシートと、ストライプ状に印刷された印刷フィルムなどから構成される多層プラスチックシートで、太陽電池モジュールの表面に貼り付けて使用する。シートにはストライプ状に絵や文字を印刷することができ、印刷の隙間から入射光をレンズシートで集める仕組み。シートを貼り付けても、貼り付けない場合の95%以上の発電を維持できる。そのうえ、シートを貼ることで、モジュールの表面ガラスを、汚れや破損事故などによる飛散から守ることができる。

Solasheet(ソラシート)
正面からの光は太陽電池に届く

Solasheet(ソラシート)
斜めから見ると絵柄を表示


ソラシートを使えば、住宅の屋根の色やデザインと調和がとれた太陽電池を設置することができる。また、高いデザイン性を活用すれば、太陽電池モジュールをパネル広告として利用することも可能だ。アイディアさえあれば、これまでなかった新しい太陽電池の利用方法が生まれる。ソラシートは、そんな無限の可能性を秘めた世界初の技術なのである。

現在ロットソーラーでは、耐久性の評価や量産試作を行っているところ。今年10月を目処に製品化したい考えで、住宅メーカーや工務店などに売り込んでいく。

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