なぜいま「脱炭素経営」なのか エネルギー効率改善の新たな価値とは(後編)
脱炭素を取り巻く世界的な状況とその中で進められているエネルギーの効率的な利用の意義について、東京大学未来ビジョン研究センター教授高村ゆかり氏に聞いた。後編では、脱炭素経営を動かしているドライバー、中でも特に重要なドライバーである「サプライチェーン」「金融」について解説する。
サプライチェーンにも広がる排出量削減

パリ協定の長期目標と整合的な目標を掲げる企業の取り組みの1つにSBT(Science Based Target: 科学に基づく目標設定)がある。参加企業は毎週のように増えており、3月10日現在で827社が参加し、342社がパリ協定と整合的な目標を掲げている。そのうち日本企業は、62社がパリ協定と整合的な目標を掲げていると認定されており、さらに25社が準備中だ。
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